今回は自立支援の4大要素の一つ
「食事」についてお伝えします。
自立支援介護では高齢者の目標栄養量を一日1500kcal以上と定めています。一日三食1500kcalの食事を提供させていただいていますが、摂取量が1500Kcalになるかというと決してそうではありません。
ご自分で召し上がれない方には職員が食事介助を行い、その方のペースに合わせて口に運び、飲み込み確認が出来ればもう一口と召し上がって頂きます。しかし、飲み込みが難しく誤嚥しそうになることもあり、誤嚥するからやめますでは食事量が減っていき生命維持に関ります。口の中を刺激したり唾液腺を押してみたりと色々と試し食事を進めます。
「こんなん多いわ」と仰る方には食事量を半分に提供し高カロリーゼリーを付け見た目に変化をもたらし、ごはんが進まない方には、おにぎりを作り提供し試行錯誤をしながら、ご入居者の気持ちを尊重しながら1500Kcal摂取をめざしています。
どうして「食事」が大事なのかというと、人は十分な栄養を摂らなければ運動機能の低下、褥瘡の原因、免疫力の低下等の身体が悪い状態になる傾向にあります。
※褥瘡とは、寝たきりなどによって体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうこと
利用者様の健康を維持していくためにも
「食事」はとても大切なことです。
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次回は、特養でどのように利用者様への食事の取り組みを行っているかを紹介させていただきます。
(次回更新10/9)
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