今回は再度ユニットのC様の水分摂取についてご紹介したいと思います。
C様は元々水分をあまり摂らない方で職員も都度、声掛けをしますがなかなか飲まれません。水分ゼリーを使用したり、いろんな種類の飲料水を試してみたりしましたが結果はどれも一緒でした。
他にどうすれば水分摂取をしてもらえるか考えていくと、
もしかすると使用しているコップが大きいのかもしれないと気づきました。コップの大きさは1杯250ccが入る普通のコップですが、C様にとっては多いのかもしれないと考え、コップを100ccが入る小さめの陶器のコップに替えてみて水分を提供することにしました。
すると「可愛らしいですね」とにこやかに進んでコップを持ち飲まれ始めました。
コップに合わせ急須を用意しました。
「まぁ、こんな可愛らしいものをありがとうございます」
と笑顔で水分摂取を取られるようになり、飲まれるペースが速くなり水分摂取量も少し増えるようになりました。
小さなコップと急須を用意したことで水分摂取量も増え、更にC様の笑顔も増やすことができました。
ただ水分摂取量を増やすことが目的ではなく利用者様に無理のないよう飲みやすい環境を整えることが大事だと改めて感じました。
これからも利用者様の意欲を引き出していけるよう職員一同、考え実践していこうと思います。
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次回も引き続き特養での「水分」への取り組みをご紹介したいと思います。
(次回更新9/25)
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