今回は「水分摂取」の取り組みとその重要性についてお話しします。
体格等で個人差はありますが、一般的に高齢者は、一日に2500mlの水分摂取が望ましいとされています。これは一日に汗や排泄などで体内から失われる水分を補給し、脱水症状を防ぎ健康を保つための目安となっています。
水分は飲み物以外にも、食事にも1000mlほど含まれているとされているため、残りの1500mlを飲み物で摂取していただくことが理想であり、
当施設では基本的に一日に1500mlの水分を取っていただく事を目標としています。
高齢者は成人と比較すると身体に保持できる水分量が少なく、意識的に水分を摂取しなければ脱水症状を起こしやすく注意が必要です。
脱水症状が起こると意識がぼんやりする、体調が悪くなる等の症状が現れます。
これらの症状が悪化すると、
というような悪循環が発生してしまう可能性があり、寝たきりに近づいてしまったり命にかかわる危険性があるため、水分を摂取していただくことは非常に重要です。
あきの荘では、食事の時等のお茶の提供の他、ご本人様の嗜好に合わせてコーヒーや紅茶等の提供や、ジュース等をゼリー状にして召し上がっていただくなどの工夫をして無理のない範囲で一日1500mlの水分摂取を目標としてケアを実施しています。
「健康の維持や自立支援の実施のためには
まずしっかりと水分を摂ることができる」
ということが非常に重要であると考えています。
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次回は特養でどのように利用者様への水分摂取の取り組みを行っているかを紹介させていただきます。
(次回9/11更新)
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