梅香園に就職し、4月で一年が経ちます。
この一年間で覚えたい事や覚えなくてはいけない事が沢山あり、あっという間に過ぎたように思います。
介護士未経験だった為、最初は不安が大きく失敗ばかりの日々でしたが、先輩や上司の方々が優しく励ましてくださり、指導してくださいました。
まだまだ未熟だと感じることは多々ありますが、ご利用者さん一人一人に合った介助や支援を自分なりに考え、より良いサービスを提供していけるよう日々振り返りを行い勉強していきたいと思います。
◇あとがき◇
いつもにこやかな熊本さん。ショートステイの現場では、その場の空気がぱっと明るくなるような存在感を放っています。
この日も、そっとご利用者さんのそばに寄り添い優しく語りかけます。ご利用者さんも耳を傾けて下さり二人の間に柔らかな空気を感じました。
記録を読む姿や先輩職員と申し送りを行う姿は堂々としていて一年間の積み重ねを感じました。
一日の始まりは、前日のご利用者さんの様子、その日にするべき担当業務の確認をしっかり行うことから始まります。最新の情報を知ることが事故を防ぐことにつながると考えていると言います。
「この一年はとても早く感じました。」と振り返る熊本さん。何度やっても介助のコツがつかめず、一生懸命に教えてくれる先輩に申し訳ない気持ちと悔しい気持ちで涙を流した日もありました。そんな時、助けてくれたのもまた先輩職員だったそうです。声をかけてくれた先輩職員がじっと自分の話を聞いてくれたことで心が軽くなったそうです。
「しんどくてもまずは3年は続けてみよう。そう思うことができました。」
憧れの先輩もいます。丁寧な介護と柔らかい雰囲気でご利用者さんを和ませることのできる介護職員になりたいと思っているそうです。頑張って資格も取りたいと話してくれました。
唯一の同期中原さんと、終わる時間が同じ時は一緒に帰ることもあるそうです。歳も近く仕事以外の悩みも話すことができる存在だと言います。
言葉の節々に「人の手助け」をすることに喜びを感じている様子が感じ取れる熊本さんでした。