梅香園の宿直トリオの一人、節安さんことせっつん。
宿直明けの朝、「いいもの見せたろう。」と新聞紙を広げて出てきたのは春の訪れを知らせる「ふきのとう」でした。まだ土がついていて、みずみずしい葉っぱの匂いがしました。
近頃はスーパーでも見かけますが、山に入り摘んできてくれたとのこと。
味はほろ苦さと香りが特徴で、茎を取り外側の茶色いはかまを取って、天ぷらやお味噌で炒めると絶品だと教えてくれました。
私はこれまで食材として料理したことがありませんでした。そもそもふきのうとうって、茎?花?どの部位なんだろうと気になり調べてみました。
花でも茎でもありませんでした、「葉柄(ようへい)」と言って、葉と茎の接続部分。そのままにしておくと花が咲くそうです。
花言葉もあります。「愛嬌」「仲間」「待望」。土の上でちょこんと可愛らしく春を待ち望む姿が浮かびます(*^_^*)
畑仕事が趣味のせっつんは、子供の頃からさつまいも、きゅうり、トウモロコシなどの野菜を育てていたそうで、今も奥様やお孫さんを連れて、お弁当を下げて畑仕事を楽しんでいます。
あたたかくなり作物がどんどん育っていくところを見るのが畑仕事の楽しみだと話してくれました。
春を届けてくれたせっつん。
いつも私たちを暖かい気持ちで応援してくれありがとうございます。