前回のホームページでお伝えした「突撃となりの電気代」で、大活躍した電球マークの看板をどんな風に作ろうか段ボールを前に悩んでいたところ、デザインは歯科衛生士の北井さんが快く引き受けてくれました。仕上げはデイサービスの職員松井さんが「デイのご利用者さんに任せて♪」と声をかけてくれました。感謝です。
作業中のところ、少しおじゃましてみると小さくちぎった折り紙で電球マークの縁取りをしているところでした。次に中を埋めていきます。手際よくのり付けし、どんどん隙間を埋めていきます。「線より内側を埋めていかなあかんよ」「そやな、線より内側やな」とチームワークもバッチリです。
デザイン画を見ながら進めていきます
ピンセットを使って微調整 職人さんのように細部までこだわって下さいました
質感のある電球が完成間近です♪
途中、電気にまつわる思い出もお話しして下さいました。戦時中は、傘のない豆電球が唯一の灯りで、空襲警報が鳴ると慌てて布をかぶせて外に灯りがもれないようにして過ごしたそうです。家の周りには、今のような街灯もなく、暗くなると月灯りだけが頼りでした。それでも、星空がとても綺麗でのどかな町が大好きだったと言います。学生時代は、お友達と隣町まで歩いて通学。洋裁を習い、家族の服を修繕したり作ったりしていたそうです。当時を振り返るご利用者さんからは、電気がなくて不便だったなんて言葉はまったくありませんでした。
今、私たちは、蛇口をひねれば水が出て、スイッチひとつで電気が使え、どこにいても誰とでも電話が繋がる時代に生きています。それら一つでも使えなくなると、たちまち不便で困ってしまう生活を送っています。
節電・節ガス以前に、限りあるエネルギーを大切にしたいと思いました。もしかすると、さらなる光熱費高騰に向けての対策のヒントは、ご利用者さん達が歩んで来られた時代にあるのではないでしょうか。
「足るを知る」という言葉があるように、現状でも十分に足りているということを理解することでより豊かになれるのかもしれません。
機会があれば、もう少しゆっくりと人生の大先輩のお話しを伺ってみたいです。
ご利用者さんのおかげで想像を超える素敵な看板が出来上がりました!
大切に大切に使わせていただきます(*^-^*)
(左)歯科衛生士 北井さん(中央)広報委員長 満野さん(右)デイサービス 松井さん
みんなみんな本当にありがとうございました(^^)/