コロナ禍で外出レクリエーションがすべてできなくなってもうすぐ2年が経ちます。感染状況は落ち着いてきましたが、油断はできません。今年の秋もご利用者さんをお連れすることは難しいと思われます。
昨年の今頃は、代替の催しを何か始めたと思っても余裕がありませんでした。未知のウイルスからご利用者さんをいかにお守りするかということで精いっぱいでした。当然、今でもその心構えは持ち続けています。でも、少しでも季節の移り変わりをみなさんに感じていただける方法はないか。職員の思考がそちらに向かう余裕が出てきました。
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とある日曜日、テラスを見渡していた野原副主任。
「やりましょう!」
野原副主任が動き出しました。5日後、テーブルと椅子、イルミネーションが梅香園に届きました。営繕の笹本さんと手際よく、テーブルを配置し、ライトを飾り付けていきます。
ご利用者さんに早くこの広い空を見せてあげたい
元エンジニアの笹本さんは、その経験を生かし、施設を影ながら支えてくれています。夏場はデッキの塗装を塗り替えてくれました。今回のテーブルの組み立ても、説明書を読むまでもなくあっという間に作業を終えてくれました。イルミネーションライトも、風で飛んでいかないようにしっかり固定。笹本さんの作業は、いつも細かいところまで配慮が行き届いています。
野原副主任と笹本さんの連携で、テラスがゆったりとできる空間になりました。ご利用者さんと栄養士さんも早速テラスの様子を見に来てくれました(^O^)
自然に囲まれた四季の移ろいを感じる環境にある梅香園。山の稜線を縁取る青空がどこまでも続きます。鈴蘭台の街並みには、昔どこかで見たような懐かしい景色が残っています。今秋は、紅葉狩りを施設の中から楽しむことができそうです。
ひんやりした風が吹くこともありますが、秋の日差しが心地よいです。深まる秋の気配を感じていただければ(*^_^*)
朝晩と肌寒い季節となりました。みなさんどうぞお体を大切にお過ごしください。